イモで自給できるという情報の意味

3月18日の大手新聞のニュースによれば、農水省が3月17日に「食料・農業・農村基本計画」で食料自給率目標(カロリーベース)を50%から45%に下げる一方、日本の食料生産力を示す新たな指標を示したという。それによれば、もし食料の輸入が止まっても、国内農業をイモ中心に切り替えれば必要なカロリーを確保できるという。この指標は、いざという時に国産でどれだけの食料を供給できるかを示す「食料自給力」で、戦争などで輸入が止まった場合に、国内で国民1人に対して1日にどれだけのカロリーを提供できるかを示すものだ。1日あたり国民の必要なカロリーを2147キロカロリーとし、それを基準として、4パターン(コメ・イモなど)で試算した結果、日本で自給できるイモ中心だと国民のカロリーが維持できるという。

こんな情報を聞くと、グルメばやりのなかで突然戦争時代にタイムスリップしたかのような感覚に襲われる。いや近頃の右寄り政府は、国民に、食生活レベルで「戦争気分」を準備しようというのだろうか?