2013-01-01から1年間の記事一覧

「もったいない」―ドイツのドキュメンタリー映画

渋谷のミニシアターで「もったいない」というドキュメント映画を見た。この映画は、現代社会の食品廃棄物・食品ロスの現状及びその問題に挑戦しようとしている人たちを追ったドイツのドキュメンタリーである。環境立国ドイツだからこそできた映画だと思う。 …

ハンナ・アーレントの映画

『人間の条件』『全体主義の起源』の著書であるハンナ・アーレントを主人公にした映画『ハンア・アーレント』は、『イェルサレムのアイヒマン』の執筆をめぐる彼女の苦悩を描いた作品であった。 彼女はアイヒマン裁判を通して、ナチスの主要な人物であったア…

和食が無形文化遺産に!

日本の和食が世界無形文化遺産に登録予定! まずはおめでたいニュースだ。以前から申請していたことは知っていたが、申請したものは、和食といっても、本膳料理とか懐石料理とかの日本古来のものではなく、日本人が普通に馴染んでいる料理=自然との調和した…

近頃、ほんとうに食料品が心配です

近頃、わたしの身近なところでも食に関する不安や心配が大きくなってきています。まずはご承知の通り、消費税が来年4月から上がるという。でも多くの国では毎日の食料品には消費税の軽減税率対象となっており、非課税か4or5%位なのだ。格差が広がっている…

いのちを見つめる自然

東日本大震災後から「復興、復興」という言葉がマスコミを通して叫ばれる。また選挙も終わったのにまだ「日本を取り戻そう」という政党のポスターが街のあちこちで見受けられる。何を復興するのだろうか?何を取り戻そうというのだろうか。震災の方は取り戻…

AHN(人工的な水分・栄養補給法)について考えたいこと

近年AHN(人工的な水分・栄養補給法)導入をめぐる議論がありますが、この議論には食べることと生きることとの関係について考える必要がある問題を含んでいるように思います。 日本老年医学会は2012年1月に「高齢者の終末期の医療およびケア』についての…

「トクホの食事」―変だと思います!!

健康に長生きするための食事の基準作りに厚生労働省がまた新たな施策を出すそうです。トクホ(特定保健用食品)の食事版を作るそうです。 トクホ食品は我が家でもなじみがあります。健康上少しでもコレステロールを下げた方がいいと思い、トクホマークの入っ…

「新しき村」への想い―武者小路実篤記念館を訪れて

連休を利用して、以前から一度訪れたいと思っていた武者小路実篤記念館に行った。千川駅より歩いて5分位でした。一応インターネットで確かめていったので、地理音痴の私(たち)も苦労しなかった。近くに桐朋学園があり、とても感じの良い地域で、なんとなく…

社員食堂は民間食堂なのか?

社員食堂が流行っているそうです。社員食堂のメニュー紹介もインターネットに流れているようです。 社食.comや社食ランキングもあり、どこの社食がおいしいか、食べログのように評価の対象にもなっています。 なんと食料や食品に関する省庁である農林水産省…

料理とは、物がそのあるべき味を持っているときに存在するものである

「料理とは、物がそのあるべき味を持っているときに存在するものである」 これはキュルノンスキが料理とはどういうものかを表した言葉です。ある意味で美食の本質を言い当てた言葉です。でもこの言葉の理解はとてもむつかしいように思います。 一般的には、…

ドイツのジャガイモ・スープ

iphoneを手に入れたけれど、携帯と違ってなかなか上手にならないのは、まだ使うことに不安があるからだ。今日の新聞記事には子どもたちのなかには法外なスマートフォンの料金を取られている問題が載っていた(ゲーム使用?)。利便なものはそれを使うだけの…